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2012/05/21
21:08:57
本日2発目の石日記、出来ました。ヽ(´ω`)ノ

前回は私のコレクションそのもので初登場となった、スロヴェニア産の
モリブデン鉛鉱にご登場頂きました。
で、実は今回の特集対象である'11赤レンガ~'12横浜という期間というのが、
自分のコレクションに産地や鉱物種での「初物」が結構あった時期なんです。
それも多いのは全くどちらも新しいものではなく、産地か鉱物種のどちらかが
初というタイプ、まぁ当然でしょうが。
一応どっちも新、というパターンもあるにはあるのですけども、ソレらはもう少し
後半に登場してもらうとして、今回はそーゆー片方が初登場な中から「既出鉱・
初産地」の子で行くとしましょう。

但し、今回の子は鉱物種も産地も超有名。
つまりよーやくお迎えとなったという子です。

藍銅鉱_ツメブ1
どっちもメジャーそのものですね。

複数画像なので続きへ折りたたみます。

てな訳で当ブログでも結構な回数登場している藍銅鉱です。
ようやく本鉱でも超銘山な、ナミビアはツメブ産のものを入手出来ました。
やふー。ヽ(*´ω`*)ノ

実サイズは25x10x7mm程のサムネイル級。
褐鉄鉱系の母岩残滓と緑色のロゼット状鉱物を少量付着させておりますが
ほぼ全体が本鉱から出来ており、あくまでも他は付着物の範疇程度です。
ぱっと見には単結晶が思い切り荒れたものにしか見えないのですけど、結晶面を
よーっく観察すると全体が基本的に根元周辺に多数の鱗片状の本鉱を付随した
1つの単結晶のみとなっていて、それぞれの部分はその周辺の環境に適応したと
いうか、成長中の派生的なものになってます。
この荒れまくった見た目のせいか非常に安価で、ボーダー半分程度でした。

その複雑な状況のせいか、ホコリが多く付着しているのは判ってるのですが
どうも細かいスキマに嵌ったりしてるのか、ブロー程度では飛びません。
1個づつピンセット除去とかしないといけないかもなので、今はご勘弁です。

一番「らしい」のはやはりトップの部分。
安価故多少のダメージがあったり母岩干渉があったりと完璧ではございませんが、
それでも十二分にシャープ且つ透明感もあり、そこそこ高額なものにも負けません。

藍銅鉱_ツメブ1アップ1
特にバックライト状態じゃなくてコレはかなり透ける方。

この部分が比較的無事なのに、すぐ下がべったりした塊状っぽい感じに見えている
のは恐らく母岩に埋まって半充填状態にあったからだと推測出来ます。

藍銅鉱_ツメブ1アップ3
上部結晶のエンド~中腹部の鱗片状小結晶群。

一応、半塊状に見える部分にもルーペで見ると部分的に細かく結晶面があります。
ただそれ以上に母岩接触と思われる跡が多々、多分竪穴のような母岩空隙、
或いは他鉱物群に空いた空隙の奥から成長して来て、その途中と天辺に空いた
隙を見て結晶した結果こうなったんでしょう。
実際、頂点部のはっきりした自形になっている結晶の下部は元の太さよりも微妙に
太くなってはみ出た部分がDTになっており、中腹部の小結晶群もあるラインから
唐突に纏まって生成されているのがその痕跡と考えられます。
シャープな切れ込みなどはありませんけど、一種のグロースインターフェアレンス
お考え戴くと想像し易いかと思います。

そして両脇の小結晶群、これは主結晶の派生と別途付随の両方がある感じ。
こっちの方は何となく付随というか連続している感じで…

藍銅鉱_ツメブ1アップ4
やや幅広な板状群で奥の主結晶に輪を描くように連結しています。

…こっちは別途派生っぽい。

藍銅鉱_ツメブ1アップ2
左下方面の結晶群は主結晶に連結していません。

あと、全体に見られる緑色ロゼット状鉱物は多分孔雀石だとは思うのですが
ラベルに無い上に銅二次天国の1つであるツメブ産なので実際の所は不明。
緑色でロゼットになる銅二次なんて考えるのも嫌なほどありますし。(苦笑
ただ、最後の画像上部の方でロゼットを閉じ込めている透明な鉱物はどうやら
方解石っぽい感じです、質感とかその辺が。
ちなみにラベル記載が簡素なので詳細は判りませんが、当のラベルの紙が
結構焼けてしまっているので、それなりに前のものかもしれません。
尤も国名表記がナミビア名義である以上、どんなに古くても1990年のはずですが。

結晶標本としては正直余り良くないのは私でも判りますし、だからこそ超銘山
ツメブ産でありながらここまで安価だったのでしょう。
ですが、むしろ私的にはこの子はトップにかなりの質を持ちながら様々な状況に
適応し乗り越えた状態という興味深い姿と、端正過ぎるような結晶標本では
得られない凄みのようなものを併せ持った、とても魅力的な子に映る訳で。
良い意味で藍銅鉱のガテンスタイルというか、そんな風に感じるのですよ。

名門たる名門らしいものは勿論素晴しいですが、そうでない子でも様々な面白みを
発見出来るものが多いというのが、個人的には本当の銘山だと思ってます。
だから私は、盆栽派というスタイルでありながらツメブ産は大好きなのです。
まぁそうは言えども、鉱物や岩石なんざどのヤマでも相手が自然物である以上、
概ねそういうトコロではあるんですけどね。(´ω`)

…でもこうなると、対比として「名門らしい」子が欲しくなるのも人情ってもんですよ。
そっちには果たして何時頃逢う事が出来るのかなぁ、今から楽しみ。

そしてだからこそ、「泥沼」と喩える程に果てが無いんですよね。(苦笑


BGM:Jannick Top「Infernal Machina Part-II」

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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
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