「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
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19:57:12
さて、本日も昼間は石を叩きに行きました。
もちろん酒匂川水系という原則は外れませんが、今回は普通の河原じゃございません。

れっきとした著名鉱物産地、平山で集中的に叩きました。

以下レポは折り畳みへ。

という訳でまたも家人に送ってもらい、午前9時くらいには現地到着。
早速露頭へ到着…

平山露頭1
…したように見えますが。

まだまだ先の増水の残り香濃い河内川、水で河原が途切れてました。(苦笑
しかも図ったように微妙に深さがあり、微妙に飛び越せない幅でやんの。
ので、少し迂回して岸壁にヤモリの如く張り付いてトラバース(横断)。
風化してて所々ぼろぼろ崩れる岩壁をつたって露頭の前に。

平山露頭2
一息。

んで、ここは地質データを予め調べたところでは「玄武岩礫含んだ凝灰岩が
ぶどう石・パンペリー石相変成を受けたもの」であり、その脈に先述2種を
基本塊状で、空隙に数種の沸石を産出するという産地。
輝石や角閃石のデータもありましたが、これは斑晶のようですね。

平山露頭3
緑に縁取られた白脈が件の変成相。

なので、メインで狙うのはやはり沸石。
周囲を見ると岩体の内玄武岩部分にやけに大きく欠いたような跡が目立ちますから、
多分そこが先人の足跡なのだな…と思い、照準を玄武岩部分に固定。

平山露頭4
いざ。

割るのはどうかというと、割と楽だったりします。
かなり風化しているようで、ハンマー直打では少々粘る感がありますけど、
タガネできっかけを作ってやればすぐに纏まってぼろぼろと。
これなら多少大きく割り出すにも問題無いですから、後は玄武岩の硬さに
辛抱すればスムーズに行くだろう…。

…で。
結果どうなったかというと、完敗です。 orz
それも採集物ゼロなばかりか、メインであるはずの菱沸石をまるで見れない有様。
一応玄武岩に空間は何度もありましたし沸石の姿自体はありましたけども、
それらは何も入ってないか埋め尽くしてしまっているかのほぼ二択。
僅かに露出面に風化して真っ白になったものは見かけますが、内部にはすかすか。
確かに野外は初心者ですし運もあるでしょうし、歴史ある産地だそうですから
話に聞くような良品は採集が難しくなってるのか…とも思いはすれど、幾らなんでも
ルーペサイズの1個も見ないのはおかしいなぁと。
露頭の場所を間違えたかと思っても、少し場所をずらすと明らかに風体が変わって
しまいますし、第一教えてもらった情報に合致するのはここしかない。
余りにも気配が無いので先日場所を教えて頂いた方に産状を確認しようと思っても、
今日は連絡が付かない日ですし…。

平山露頭5
ずれた場所の露頭は別人。

…で、あれやこれやと原因を考えながら帰宅しまして。
すぐにWeb調査や資料の読み直しをしましたが、ここでは収穫なし。
ってか名前はあるのに、良く調べてみると肝心の標本の写真がまるで見付からない。
あるのは県内博物館の数個だけ、名は知れた産地なのに…やはりもう絶えてるのか?

しかしさにあらず、答えは何気なく部屋の隅に転がってました。

先日実家下で捕獲した菱沸石ありましたね。
これはその際も書きましたけど、ここの産状と同一と思われるものです。
実はこの前にも1個、超ミニサイズながら玄武岩中の気泡状空間にルーペサイズの
菱沸石が入ったものを捕獲しています、小さ過ぎてここには載せておりませんが。
で、それはかっちり玄武岩中で、僅かに晶洞内壁を別の沸石が覆った上に出来てます。

しかし今回帰宅後、昨日の沸石を改めて観察していて「あれ?」と。
昨日のものは良く見ると、母岩に直接菱沸石が出来てるんですよ。
つまり、その前のものとは産状に違いがあったのです。
そういえば、そっちの沸石の母岩は完全に玄武岩だけだった…。

…そこで「もしかして」と思い、更に観察したらタネが解けました。
昨日の、つまりこの平山と同様と思える産状の沸石は、一見玄武岩中にあるように
見えて、実は玄武岩表層の凹みを利用する形で白脈から生成し、沸石自体は
ほぼ玄武岩に触れておらず晶洞の本体は変質凝灰岩側にあったのです。
普段インド産等で玄武岩中の沸石を余りに見慣れている上にその1個前の件が
あったため、一見で勘違いしていたという事になります。
そりゃあ、幾ら玄武岩を叩いても見付からん訳ですわ。(汗

もちろん、これもまた推測の域は出ない訳ですが、一応今回の状況に説明は付きます。
この推測が正しいかどうかは、また後日リベンジして確かめる予定。
ここまで来たら自分で解かずには悔しいので、もう産状は教えてもらいません。(笑

今回の敗因はずばり固定観念。
やはりイメージの凝り固まり程怖いモノも無いですね。

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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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