「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
2017/10«│ 2017/11| 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 »2017/12
文字サイズ文字サイズ:大文字サイズ:中文字サイズ:小
--:--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category:スポンサー広告│ コメント:--│ トラックバック :--
2011/09/25
13:30:58
さて、本日1発目。

赤レンガがちょいと鉱物度低めだったので、補充といきましょう。
実家に居る時だとデータ持参してなくて更新出来ない、久々のペトロフ氏作
マイクロシリーズより、希産鉱らしい希産鉱をば。

ペPrint_ゲルマン鉱&レニエル鉱他
名前だけは良く聞く元素御中。

ナミビア・ツメブ鉱山産の…えーと、何か一杯書いてありますが。
ゲルマン鉱&レニエル鉱&方鉛鉱砒四面銅鉱硫砒銅鉱&他です。
…これ肉眼判定だったら、ペトロフさんマジすげえ。(笑
全身之金属光沢の塊な上に全体幅で7mm前後しかないのでかなり撮影には
難儀致しましたが、何とか姿を納める事が出来ました。

主体…というかこの標本の主役はゲルマン鉱とレニエル鉱で、ちょっと斑銅鉱にも
似た感のある紫色っぽい部分がそのはず。
ただレニエル鉱もやはり赤っぽいような光沢を示すので、明確な区切りは判りません。
他の3種は全て黒~灰鋼色なので、その部分にミックス状態でいるのでしょう。
またゲルマン鉱とレニエル鉱は当地で親友クラスの共産鉱ですが、もう1つラベルに
無い親友としてガリア鉱(Gallite)というのもありまして。
これは灰色っぽい感じらしいので、記載がされてないだけで居る可能性はあります。
…この辺は流石にペトロフさんといえど微量混在では見えるとは思えませんが。
つーか見えたら文字通り人間じゃねぇ。(苦笑

ちなみに各鉱の成分を挙げるとこんな感じ。
・ゲルマン鉱:Cu26Fe4Ge4S32
・レニエル鉱:(Cu,Zn)11(Ge,As)2Fe4S16
・砒四面銅鉱:Cu6Cu4(Fe,Zn)2(As,Sb)4S13
・方鉛鉱:PbS
・硫砒銅鉱:Cu3AsS4
・ついでにガリア鉱:CuGaS2
これだと少し整理が付きますね。
つまりはゲルマニウム鉱物を含む銅>鉛亜鉛鉱群で、且つ含砒素率高めな
硫化鉱物の集合体って事になります。
少し介在する鉄やアンチモンは主体元素各種と仲良しですからいても自然。
この場合は、鉱物名より成分で見た方がスタイルを掴み易い典型でしょう。

という訳で、何か変な意味で知名度の高いゲルマニウムの代表的な鉱物です。
個人的にはゲルマニウムといったらダイオードなんですけどね。
ゲルマニウムという元素自体は硫ゲルマン銀鉱(アージロード鉱・Argyrodite)と
いう鉱物から発見されたのですが、現状で実質的に含有鉱物として最も知名度が
高いのはこのゲルマン鉱&レニエル鉱のタッグだと思います。
但しそれは当地からかつて良品が出ていたからで、お世辞にもメジャーとは言えません。
というか産地自体そんなにある訳ではないので、見掛ける事自体少ないです。
しかも随分前から当地は枯渇しているようで、最近低頻度で見る本鉱の標本は殆ど
古い標本を小割にしたものだそうですから、基本氏の自己採集品で成り立っている
本シリーズの本鉱は、実はそれなりに貴重なものなのかも。
後から割られたりしたものではないオリジナルだって意味で。
そんな事情で現状小さくても中々いいお値段のしてしまう鉱物なのですが、
幸いにも本シリーズは1個数百円、普通にいい買い物だったと言えるでしょう。
どうせでかくても塊状で自形ある訳でもないですしね。(苦笑

ちなみにやはり書いておくべきでしょうが、ゲルマニウムの健康改善効果に付いては
科学的根拠の無いガセであるというのは有名な話。
細かい事はWikiをご参照いただくとして、更に言えば「ゲルマニウムうんちゃら」という
商品に実はゲルマニウムが殆ど含まれない例が多々あるのも有名な話。
ってか化合物含め基本的に毒物なものなので、ご利用は自己責任で。

尚、この辺の鉱物は含有鉱物ではありますが、ゲルマニウム鉱石としては
纏まった産出がある訳ではないので殆ど使用されていません。
自然金の山金が金の主要鉱石じゃないのと同じようなもんです。
通常は鉛亜鉛系鉱床から微量元素として回収されるのが基本で、そのついでに
こういう鉱物が見付かりますよ、という存在です。
なのでゲルマニウムの産出はもっと広い範囲であります。
日本で言えばかつて北海道や東北の黒鉱鉱床で産出があり、何種かの
含有鉱物も採集されております、日本って何気に多いんですよ、希少元素。
採算が合い辛いから掘れない場合が多いだけで。

何か色々取り留めも無いお話になりましたが。
ここ最近メジャー鉱物が続いてましたし、たまにはいいですよね。
第一自分でも判ってるとは言えないですから、書いててお勉強にもなりますし。
喰い足りない感のあった「鉱物度」も、これでひとまず満足です。(´∀`)


BGM:なし

スポンサーサイト


コメント
コメントの投稿









トラックバック
トラックバックURL
→http://twws.blog38.fc2.com/tb.php/1101-10e71e6a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

これまでの来訪者数
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
最新コメント
最新トラックバック
リンク
このブログをリンクに追加する
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。