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2011/09/04
21:46:46
さあ、本日3発目です。
実家の方へ行く前に、この特集は終わらせたいトコロ。

いや、データは持参しますからいいんですけどね。
何となく区切り付くとキモチイイじゃないですか。

んで、そー言うからには3発目ももちろん横浜MTW戦利品特集。
今回の子は、恐らく本特集中最も知名度が無い子でしょう。(苦笑
かく言う私もちゃんと現物見たのはこの子が初でした。

シーゲン鉱_ミズーリ1
黄鉄鉱じゃないですよ。

複数画像なので続きへ続きます。(おかしな日本語
そんな押しも押されぬ(?)マイナー鉱物。
米ミズーリ州は久し振りのスウィートウォーター鉱山より、シーゲン鉱です。
…いや、お店のラベルには「ジンゲン鉱」ってあるんですが、どうも調べたら
こっちの読み方の方が一般的みたいなんで。
実サイズは25x15x10mm程のサムネイル級で、甘水鉱山らしく半透明
無~白色で偏菱六面体をした苦灰石を1面伴い、その他が全てライトゴールドに
光り輝く本鉱の集合体となった一品です。

ちなみに苦灰石。

シーゲン鉱_ミズーリ1アップ2
同地産のこの辺と比べると雰囲気そのまま。

さて、この耳慣れない鉱物であるシーゲン鉱。
…大丈夫、私も耳慣れてません。(苦笑

シーゲン鉱_ミズーリ1アップ1
集合体のアップ。

まず当然と言うか分類としては硫化鉱物で、組成CoNi2S4-NiCo2S4。
または(Co,Ni)3S4の記載もありますが、何れにせよニッケルとコバルトの
硫化鉱物になります。
結晶系は等軸晶系で、劈開割り蛍石のような正八面体の結晶を普通に作ります。
色調はmindatによるとLight to steel-greyとなっておりますので
明るい鋼灰色という事になりますが、どうも本品含め色々見てみると随分と
幅があるようで、この黄鉄鉱のようなライトゴールドも「普通の色」のようです。
この辺、ニッケル-コバルト比の差が出て来ているのかもしれません。
また、コバルトを含む鉱物のお約束的に紫~赤~橙系の錆が浮いて、
その色が全面に出ている場合もあるので、色調のバリエーションは案外と
広いと考えていいでしょう。
実際、本品も良く見ると部分的に橙色の酸化面が認められる部分がありますね。

さて、ここまで書いて、鉱物系の勘の良い方は気付かれたかもしれません。
この特徴はほぼそのまま、金属鉱でも人気のあるアレを抱える一族の特徴です。
その一族とは、リンネ鉱グループ。
白銀色の煌びやかな結晶で人気のある、カロール鉱を擁する一族なのです。
つまり、カロール鉱とこのシーゲン鉱は親戚同士。
もうちょっと言えば、3箇所のNi・Co枠の内1つに銅が入るとカロール鉱です。
ちなみに両方ニッケルだとポリジム鉱(Polydymite)、コバルトになると
一族の長・リンネ鉱(Linnaeite)となる訳で。
尚カロール鉱に似た印象のあるスクテルド鉱は自身が長になる一族を持って
いるので、ニッケル-コバルト関係の鉱物ですが全くの別物になります。

ちなみにこの鉱物、本当に知名度が無いらしく、日本語で情報を探そうと
するとかなり難儀致します…ってか実際しました。(苦笑
また基本的に産地そこそこあれど多産したりごつっと纏まって産出するという
訳でも無い様で、普通はぽつんと孤立した状態での産出が多いみたいでが、
本産地だけは例外的にたっぷりと集まるみたいですね。
mindatギャラリーでも当地産だけは何か異彩放ってました。
つか、そんな鉱物にしては随分とお安かった気がしないでもないんですけど。(苦笑

まぁ、そんな訳で折角色々調べましたし、その辺はきちんと残しておくとして。

そういうの抜きにして、この煌びやかかつシャープな集合は正に金属鉱の
美しさを真っ向から体現するような一品です。
実際、私が気に入ったのもそこがメイン。
肉眼でもルーペでも「どうだこれでもか」と言わんばかりに硫化金属鉱の
誇りと意地をぶつけてくる、そんな力強さがある子です。

金属鉱好きな方って、そういうのが好みって方多いと思うんですよ。
正面から受け止めてくれると言うか、プロレスでお互い倒れずひたすらに
逆水平チョップ打ち合ってるよーなそんな手応えある石とのやりとりが、ね。
私も、それが大好きなんです。


BGM:Mezzoforte「High Season」

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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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