「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
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18:14:07
本日2発目の石日記です。

1発目を上げた後に気付きました。
そういえばこれも支援しようと思ってたんですが、すかぽんと忘れて
上げてなかったですねー。(汗

ラピスラズリ_ミャンマー1
少なくともラベルはこう。

続きは折り畳みへどうぞ。
目にも涼やかな鮮青色。
ミャンマー産のラピスラズリです。
実サイズは20x10x8mm程、青と白が割と等価な感じで
入り乱れた、非常に美しい石です。

さて。
ラピスといえばアフガニスタン。
非常に人気が高く、多分に漏れず私も好きな石でして、
以前当ブログにもしっかり登場しております。
その際にお話しましたが、ラピスラズリとは特定の鉱物を指す
名前ではありません。
一般的には歴史的に高名なアフガン産の青金石をベースに
同じ方ソーダ石グループの鉱物を青部分に、方解石を白部分に、
そして黄鉄鉱の細粒状結晶を伴うものを指しますね。
もっとも語源から見た場合は「青い石」なので、本来ならその中の
青い部分のみを指すのかもしれませんし、また青ければ鉱物種は
必ずしもその限りである必要も無いという事になります。
ただ、歴史的に呼ばれていたのがアフガン産のあのタイプだったので
現在も基準がそこに位置しているというお話で。

ちなみに細粒状しか出ないとばかり思ってた黄鉄鉱ですが、
以前こんなものを見付けた経緯もあったりして。
そういえば今年の横浜でも1個見ましたねぇ、同じ店でしたが。

閑話休題。
で、このアフガン産のラピスラズリは勿論グレード等によって色味なんかは
大幅に差異があるわけですが、それでも1つある程度共通する事はあります。
それは、透明感。
これを感じるものはまず無いと言ってもいいんじゃないかと思います。
一応少ないながらロシアやチリ等他産地もあり、各地にそれぞれそれなりの
特徴があるラピスですが、それでもこの点は似通ってる気がします。
少なくとも多少厚みが無かろうが室内光で透ける様なものは見た事ありません。

しかるにこのミャンマー産がどうかというと、ご覧の通り。
ちょっと違和感があるくらい、はっきりと透明感が。
アップにするとよりその点が明確になります。

ラピスラズリ_ミャンマー1アップ1
というか青の質そのものに差が。

じゃあこれがラピスじゃないかと言えば、それも疑問。
先述のように語源は「青い石」ですから、別に広義では外してません。
それにミャンマーは方ソーダ石グループを割とよく産出する土地柄なので、
そういう石が取れる事にも不自然さは無いのです。
黄鉄鉱は含みませんがありゃ元々方解石共々いわば「オマケ」ですしね。

しかし、それなら青ければ全部ラピスなのかというとそれもやっぱ違うねと。
その線引きが何処にあるかは人次第、あるいは論次第でしょうけど、
個人的には最低でも「方ソーダ石一族を主体として青い」というのは必要だと
思っています。
そう考えれば、ありえない訳ではないのですよね。
尤も、この石を削って瑠璃色の顔料が出来るかと言うとこれまた疑問なので、
青の質が違うじゃねーかと言われると返す言葉も無いのですが。
つまりはラベルを信用するしか無いって事ですか。

しかもどうやらミャンマーではいわゆる「普通」のラピスも出るようで。
益々この子の立ち位置が微妙になる気がしないでもありません。(苦笑

ちなみに方ソーダ石グループが主体となると、1つの可能性として
紫外線で蛍光するかもしれないという点が挙げられます。
実際、ボスの方ソーダ石をはじめハックマン石・ツグツープ石・アウイン等
この一族の類型・亜種にはとにかく光るヤツが多い。
しかし同じ鉱物であっても光らない場合もあるので、確実とはいきませんが。
ともかく照射してみた処、短波のみで反応がありました。

ラピスラズリ_ミャンマー1アップ2
…方解石部分だけが。 orz

そんな訳で、正直謎の立ち位置のままです、この子。
しかしお迎え元はしっかりした石屋さんですし、きちんとラベルにも
記載されておりますから、少なくとも市場においてそう呼ばれる事が
ある石であるのは確か。
となれば、別に鉱物名でも何でもなくただの「通称」であるラピスとしては
別に間違いでも何でも無い事になります。
つまりは持ち手の許容範囲如何って事ですね。

確かに普通のラピスラズリと比べればかなり異質な子。
ですが、これはこれで非常に美しいですし、別に大義を踏み外している訳でも
ありませんから、まぁ判って持ってる分にはいいかなーと思うのです。
じゃあ方ソーダ石系で青けりゃ何でもラピスでいいかってーと違うんですけど。
塊状の方ソーダ石とかね。
その辺の微妙な基準は自分でも現物見ないとアレなんですが…。

そんな中、ちとAnnfellさんには悪い事しちゃったかもしれません。(汗
ラベルがそうってだけなのを伝え忘れちゃいましたからねぇ。
いやはや、失礼しました。

それにしても、方ソーダ石グループも本当にカオス。(´ω`;


BGM:Gentle Giant「Alucard」

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コメント
多分なのですが
いえいえ、どういたしまして。
ちゃんと写真載せておりますが、TONGARIさんの美しく撮れているのに比べるとちょっと残念に撮ってしまったのを反省。

これはラズ~ライトなんじゃないですかね?
蛍光しないところ+Mindatに写真載ってるので大丈夫だと思います。

あっちの人は全部ラピスラズリと呼んじゃいますから、ラベル自体はその意味で間違いではないと思います。鉱物的には違うと思うのは我々の性です(笑)。
うちでもラズライト≒ラピスとして解説しているので全く問題なしですし。
寧ろ純粋なラズライトと言うことで貴重かもですよ?

Annfell│URL│2011/08/25(Thu)21:30:16│ 編集
Re: 多分なのですが
いやぁ、その辺はレイアウトの関係もあるでしょうし。>掲載
それに別段残念とも私は思ってませんので御心配ナッシン。

mindatありましたか、そういえばラピスラズリでは一応チェックしましたけど、
青金石では見てませんでしたね。(苦笑
自分的には黄鉄鉱がいない事も含め硫黄の存在する気配が全然なかったので、
否蛍光種の方ソーダか同グループ内で硫黄に関わりの薄いアウインやノゼアンに
近いかもと思ってました。

しかし本当に、この性必要ではあれどどうにかならんもんですかね。(苦笑

TONGARI Take│URL│2011/08/27(Sat)07:26:14│ 編集
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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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